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発熱、咳などの患者さんの受診の目安

普通のかぜも新型コロナウイルス感染症も、症状が出てから最初の数日は区別がつきません。症状が出てすぐに受診しても、新型コロナウイルス感染症と診断することも、違うと診断することも困難です

また、新型コロナウイルス感染症の大半はかぜのような軽い症状のまま自然に治ってしまいます。一方で、症状がある時に外出したり受診すると、外出先や待合室で感染を広めるおそれがあります

そのため、発熱などのかぜの症状がある場合は、仕事や学校を休んでいただき、外出やイベントへの参加は控え、自宅療養を行ってください


国が指針として示されている、下記の目安に該当する場合は新型コロナウイルス感染の可能性が高くなりますので、福岡市新型コロナウイルス感染症相談ダイヤル(092-711-4126)に電話のうえ、指示を仰いでください。

・風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならない時を含みます)。
・強いだるさや息苦しさがある。
(注:高齢者や基礎疾患等のある方は、上記の症状が2日程度続く場合)



前置きが長くなりましたが、現在認められる症状は受診すべきなのかしなくてよいのかの目安として、以下を参照にしてみてください(あくまでも院長の考えです)。

メインの症状が微熱~高熱(38度以上)で、鼻水、喉の痛み、咳、痰、頭痛、寒気、関節痛、だるさ、の症状が1つ~複数認められる場合普通のかぜの可能性も新型コロナウイルス感染症の可能性も考えられます。熱や頭痛、関節痛、だるさに対しては、市販薬などの解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンを主剤とする解熱剤が1番安全と言われてます)を内服してゆっくり自宅療養されてください。市販の感冒薬や咳止めも症状緩和に有効です。高熱や寒気、関節痛などが強く認められる場合はインフルエンザの可能性もありますが、解熱剤などで自宅療養をされてください。新型コロナウイルス感染症相談ダイヤルへの相談の目安に該当するようであれば、電話相談をされてください。

メインの症状が咳(+痰)の場合→息苦しさやだるさが目立たないようであれば、市販の咳止めや感冒薬などで自宅療養されてください(症状がきつくなければ内服する必要ありません)。喘息もちの方は、かぜをきっかけに喘息が出現、悪化するかもしれないので、その徴候がでてきそうであれば主治医や近くの内科クリニックに電話相談されてください。寒気を伴う高熱が出現する場合は、肺炎の可能性がありますので、相談ダイヤルに電話相談されてください。ひどい咳が続く場合も、相談ダイヤルに電話相談をされてください(喘息っぽくない息苦しさが目立ってきた場合は特に注意してください)。咳以外の症状(熱やだるさ、食欲低下など)は目立たず、咳だけがダラダラ続く場合は新型コロナウイルス感染症の可能性は低いと考えますが、気になるなら近くの内科クリニックに電話相談されてみてください。

メインの症状が喉の痛みの場合→痛みで食べ物や水を飲むにも辛い場合は、扁桃炎などを起こしている場合があり、特に熱がある場合は治療として抗生剤が有効のことがありますので、近くの内科や耳鼻科に電話相談されてみてください(飲み込めないほど辛い場合は耳鼻科をお勧めします)。喉のイガイガ、軽い喉の痛みなどの場合は、自宅療養されてください(解熱鎮痛剤の内服も有効です)。

メインの症状が鼻水(アレルギー性鼻炎除く)→かぜによる鼻水、鼻閉がきつければ、市販の感冒薬などの使用で症状緩和が期待できます(自宅療養で大丈夫です)。膿のような鼻水で、片側の頬が痛くて(腫れる、押すと痛い)、熱もある場合は副鼻腔炎の可能性があり抗生剤が有効のことがありますので、近くの耳鼻科または内科に電話相談されてみてください。

以上の内容は、健康な中高年層(65歳未満)までを想定に書いています。高齢者や基礎疾患の治療中の方は、かかりつけ医などに相談されてください。

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arimuraclinic

Author:arimuraclinic
福岡市中央区荒戸、港、大手門、大濠公園そば、の内科クリニックです

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